映画見てきた。
すごくよかった……。

わたし、最初からずううううぅぅぅぅっと
キャストは逆だろ!って思ってて
ドラマCD聞いてもやっぱり逆だろ!って思ってたんだけど
映画見たら

「のじまけんじは天才だな」

って拝むことしかできなかった。

のじまけんじは天才だった。

神谷の声は本当に問答無用で大好きで
声のみの話をするなら一番好きな声は神谷(か櫻井)なんだけど
でもやっぱり、BLにおいて肝になるのは受の心情表現で、
特に「同級生」は、基本草壁が主人公なところに
どれだけ佐条が声の演技だけで感情の揺らぎと
草壁への気持ちを表現できるかってところが最大のなんていうかアレじゃない。
そこんところが、本当にノジがうまくてなー。
漫画なせいか、いままでわたしはこの作品を「草壁主人公」って気付いてなかった。
映画が神谷のモノローグで進むの見てはじめて
「あっ、草壁視点の話なんだこれ」って思って、
それではじめて、ようやく、このキャストがしっくりきた。
いまだに逆でも見てみたいとは思うけど、
佐条のノジが本当によかったな――――。

とくに
「僕だって全然おまえのこと知らないよ!」
って台詞がほんっっっっっっと――――にうまくて、ほんと、ノジは天才だな……。

基本草壁視点だから草壁のこと応援したくなるのはもちろんなんだけど
佐条のパートでもいちいちグッときてもってかれる感がすごくて
ちょっとドラマCD聞きなおすね……なんなら続きも買うね……って思いました。

神谷に関して言うと、
これをドンピシャとは思わないんだけど
火村先生やったときの
「もしかしたら他にもいたかもしれないけど現状神谷に頑張らせるのがベスト」
っていう感想を思い出したのでたぶんそういうこと。
バンドやってて金髪でチャラいみたいな攻め声は他にもいると思うんだけど
この作品に必要なのはそのキャラクター性よりも
物語自体の透明感と清潔感と誠実さだから、
若干合ってないようでも神谷がベストだったんだと思う。

とにかくよかった。
見終わったあと酒飲みながらずっと「尊い」「ありがたい」って拝んでた。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索