そしてまた高里さんに挑戦していたのであった。
だって……執事と少年当主っていうから……文庫だし……

そしたらこれ読みやすかったし面白かった!
置いていかれなかった!

最初のほうで
執事が用意したスーツとネクタイが合ってないって話のとき
「スーツと同じデザイナーが手がけた最新のネクタイですが、お気に召しませんでしたか」
「デザイナーが同じなら何でも合うと思うなよ。ヘリコプターに乗ってモナ・リザを描いてみせようか?」
っていうやりとりになって、
あー高里節出たーって小粋なやりとり出たーって挫けかけたんだけど
説明ってほどでもないフォローがちゃんと入ったのでそこで長考して躓くことがなかったから
そこで、あ、これはいけそうだなって思った。

勝手な邪推だけど出版社が違えば担当さんも校正さんも違うだろうから
そこで修正が入ったんじゃないのかなーとか。
これこーだん社だったらきっとなんのフォローもなく
知識のないわたしのような読者は完全に置き去りだろうからなー。

説明は説明で、あんまり丁寧だと
レベルの低い読者のために教えてあげましてよ
みたいなの透けることがあって、
同じかどかわでもえださんのかぶきぶは
子供に教えるみたいな噛み砕きすぎた説明が鼻について
途中までしか読めなかったんだったなーとか思い出した。
今回の高里さんくらいのさらっとしたフォローが自分にはちょうどいい。

というわけで2巻出ないかなー。

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