teenage blue (ディアプラス文庫)
2014年3月31日 BL読書(活字)高校生同士ということならば。
読みやすくて、かわいった。
先輩×後輩ってそれほど好きじゃないし
形式美的なチャライ先輩と真面目な後輩っていうのも
萌えはないんだけど
どっちも突出するほどの個性じゃなくて、
高校生らしい清潔感と葛藤と青さがあってかわいかった。
先輩がいつ後輩を好きになったのかがイマイチ見えづらくて
後輩は結構悩んだのにえらくあっさりとくっついたので
そこだけびっくりしたけど。
あ、いやもうひとつあったな。
くっついたあとに後輩の親が海外赴任になるっつーんで悩んでたときに
先輩がご挨拶にいくよっていって後輩の両親とお話してくれたんだけど、
嘘もついてないけど本当のことも言ってない
煙に巻いたような感じでゆくゆくの同棲生活への了承を取り付けていて
それはちょっとどうなのかなーってもやっとした。
親は先輩がまさか息子の彼氏だとは思っていないし、親と同居してると思ってるじゃん。
実はひとり暮らしで身体の関係もある恋人ってなったらぜんぜん話は違うと思うんだけど。
結局そういうところで親の信頼を裏切るんだったら
いままで青臭く悩んできた後輩の性格全部が残念な感じに見えちゃうなーと。
まあ高校生にもなったら自己責任ってところもあるけど……個人的にはひっかかった。
でもかわいかった。青春かわいい。
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