おもしろかったー!

タイトルにoh……って思って
ペンネームにもoh……って思って
気にはなりつつもずっとチラ見してたんだけど

まあずっと気になってるなら買うべきなんだよねっていう理論。

“至近未来”警察小説ってことらしい。
「龍機兵」っていうすごい機甲兵装
(よくわかんないけどちっちゃいエヴァみたいな?)
を持ってる警視庁特捜部ってとこの話。
機械とか武器とかの用語がぜんぜんわからなくて、最初は挫けそうになったけど
キャラが立ってて後半はぐんぐん引き込まれた。

月村さんはアニメの脚本を書いてた人だそうで
文章に脚本のト書きっぽい荒さと癖があるのと
あとはハードボイルドっぽい酔った文章が多くて
そこはちょっとむず痒く感じたかな。

でも登場人物が決して少なくないのにまったく混乱しない書き方はすごい。
登場のさせ方とそもそものキャラの立て方もうまかったんだと思うけど
個人的には名前のつけ方が絶妙だったんじゃないかと思ってる。

外務省出身でクールで理知的なトップの沖津
傭兵の姿
金髪クールなロシア人がユーリ
沖津の部下のキャリアは貴公子っぽいイケメン設定のほうが城木
七三でカルシウム足りてないほうが同期の宮近
メインの捜査員は体育会系のやつが夏川
イケメン設定で昔荒れてたらしいほうが由起谷

城木と宮近、夏川と由起谷はそれぞれ仲が良くてついにやにやする。
特にわたしは城木と宮近が、なんていうか夏水リーマンみたいな感じで好き。
宮近は妻子持ちだけどね……

でもBLだったら蓮川さんとか如月さんのイラストがあう感じかなあ。ぽわわ。


シリーズ三作目が吉川英治文学新人賞を取ったみたいで
しかもユーリがメインらしいので(キャラではユーリが一番好き……)はやく読みたい。
そのまえに二作目が上下巻なのがちょっと高めのハードルだ……


むかしは直木賞作品が結構好きでよく読んでたけど
最近はこの人に取ってほしいなーと思うと
直木はだめで吉川英治取ることが多いような?気がする?
で、歴代の受賞作一覧見てみたらやっぱり好きな作家さんが多い。
読んでない受賞作品も順番に読んでいこうかなってちょっと思った。

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