ちょいと久々にわたしもBLCDの感想など。

鳥海×潤

みつみ祭・・・?

76分+74分の二枚組。
150分もじっとBLCD聞くとか
えらいな自分。
さすが潤儲だな自分。

SFっぽい設定だったので、はじめに
天変地異で地上が失われて云々、
海上都市が頭脳労働、海底都市が肉体労働をして云々

と解説があったんだけど、あんまり頭に入ってこなくて困った。

要は、肉体労働者の鳥海が、森川から逃げてきた潤を助ける話。

なんかこんな話前にも聞いたよなーと思ったら、
「ディール」(水壬楓子)だった。
あれもサイバーで、
義父と義兄?に性的虐待を受けたり売りをやらされたりしてる潤を
鳥海が拾って持ち帰って部屋に置いとく話だったよなー。


それはともかく。

SFっぽいSEが、三木眞二万マイルみたいでよくできてて、
二枚組だけどしんどさはあまり感じず聞ききれた。

なぜかアンハッピーエンドの覚悟をして聞いたんだけど
一応ハッピーエンドでよかった・・・・・・
潤は最後まで今にも息絶えそうなふるふるした声を出していたが・・・
これで人魚姫みたいなオチだったら
潤がかわいそうすぎるあまり、逆に鳥海がかわいそうでしょ!

そう、で。

か細い声でふるふる喋るこの世の不幸をすべて背負った潤、おいしかったです。
そうなのよそれなのよ。それが大好きなのよ。
そもそもの身の上がかわいそうで、
声がふるふるしてるから存在してるだけでかわいそうで、
さらに攻がなんらかの勘違いでこの不幸と健気が過ぎるかわいそうな子を
拒絶したりするからさらにかわいそうで、
だから聞いてるこっちは「じゅーーーーーーん!!!!!」ってなるの(わからん)
そんで、相変わらず、長いモノローグをまったく飽きさせなく喋る。
ラスト近くに、ひとりで潜水艇に乗るシーンがあるんだけど、
長丁場の最後のほうで、
辛気臭いモノローグと辛気臭い台詞と聞きつけないSFチックなSEなのに
ひきつけて聞かせるのがさすがだなあと(儲乙)

珍しく包容力のあるガテン系の鳥さんもおいしかった。
水腐病で近しい人を何人も失ってて、だから研究所は大嫌いって最初から言ってて、
潤もそれを知ってて嫌われたくなくて研究所出身じゃないって嘘をついたわけだから、
バレたら拒絶されるのはある意味しょうがないよね。
思考力が足りない勘違いだけの一方的な拒絶ではないので、
まあ「てめえこの・・・」とは思ったけど、殺意を抱くほどではなかった。
考えてみたら、「ぼくを助けて・・・!」って突然現れた得体の知れない潤を
拾って部屋に置いとくあたり無駄に人がよかったから、
後半まともな人間らしく葛藤してくれてむしろよかったかな。
結局のとこ、いい攻ざまあwだったし。
潤が隠していた真相を森川に聞かされて
「な・・・・・・っ」ヨタヨタ(SE)「な・・・・・・っ」ヨタヨタ(SE)
ってなってたあたり、とてもよいざまあっぷりだったよ。

潤を育てた森川の「わたしとしたことが・・・」って台詞が、
あまりにお似合いで思わずふいた。

トークは、よく掛け合わされるだけあって、
お互いに「鳥さんとのときは・潤とのときは、自分は・相手は、こういう役が多い」
っていうのを把握してるのがわかって「そうそう!」って思いながら聞いた。
クール×繊細ね、そうそう。
あと、鳥さんは穏やかに鷹揚に潤の話を聞いてくれて
ちゃんと自分の話もじょうずにねじ込んでくれるので安心する。


森川は別録りだったみたいだけど、この人は、三木眞とかとは違って、
作品の内容で喋る内容や量が変化するひとじゃないんだなーと思った。
良作でも投げやりなコメントするときもあるし、変なのでも内容について饒舌になったりするよね?


そんなわけで、よい潤でした!
なんだかんだで、声の掛け合わせ的には鳥潤が一番好きかなあ・・・

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