果断―隠蔽捜査〈2〉
2009年6月24日 一般読書(活字)こんのせんせいありがとおおおおおお!!
というわけで隠蔽捜査の2巻だよ!
警察庁で官僚をやっていた主人公竜崎だけど
1巻でなんやかんやあって、今回は大森署の署長さん。
相変わらず周囲にはその卓越したツンをドン引かれ(曲解)
ドン引かれていることに首を傾げる毎日(だって彼にはツンが正義だから!)
こんなおり、管内で立てこもり事件が起きると。
これが大きな事件になって、警視庁から幼馴染みの伊丹が出張ってくるわけだ。
よ、待ってました伊丹。
ていう話。
前回と同じで、
「おうちも大変なのに(前回息子が不祥事、今回妻が入院)官僚のやつらは保身とスケープゴートの選出にしか一生懸命になりやがらないし、叩きあげは感じ悪いし、部下はなに考えてんのかわかんないし、みんなが俺を変人だって言うし、伊丹はうざい」
という話なのだけど、今回はさらに「事件の真相」の部分がすごくよくできててかっこよかった。2だけどこっちのが評判いいのにも納得。
竜崎は、前回のゴタゴタがあってちょっと丸くなった部分も。
特に伊丹に対しては、貸しがあるという余裕なのか、実は脆いやつだと気付いた余裕なのか、結構態度が甘くて萌える。
てゆうかそれ以上に伊丹に甘えすぎてて萌える。
大森署がドジ踏んだっつって、方面本部の管理官が乗り込んでくるんだけど、それがうざくて仕事の邪魔で、結局この人、
その場で伊丹(エライ)に電話かけて、「この管理官にお引き取りいただくように言ってくれないか」とやりやがった・・・
伊丹がそんなの俺の仕事じゃないって言ってるのに有無を言わせなかった・・・
なのにそれをやりきってから後悔してた。
かわゆくない・・・?
そんでもってこの管理官は馬鹿なのか、最後にもまた乗り込んできて文句言うんだけど、そのときにはその場にいた伊丹に「竜崎をいじめたとあってはだまっていられないな(意訳)」と脅されてすごすご退散していた。
そう、それで普段は「俺」な体育会系っぽい口調の伊丹がこのときだけは「私がいたっておかしくはないだろう」とエレガント喋りになっててそこにも大層萌えた。
ちなみに、3が出てるので本屋でパラパラーっとめくってみたんだけど・・・
伊丹の伊の字も見当たらなかった・・・!
いないの? それとも見つけられなかっただけ? つーかいたとしてもその程度の出番ってこと?
しょんぼり!!
以下私信です。
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Dさんちと秋林さんちに「同意!同意!」とコメントしたかったのにしそびれました。
同意です!(アン的な意味で)
ていうか次回シェイクスピアじゃなくてDさん案の若草物語にすればいいのに・・・・・・
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ああ、そうそう、手足がみじか・・・・・・クッ
・・・あと、指がそっくり返ってるのもよくないと思うんだ(フォローは)
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原作者さまとナミさんの華麗な連携及び奇跡の通電に感動しました。
わたし・・・わたし・・・りこちゃんとこの本買うよ!!
(「あなたが書いたらわたし読むよ」でお馴染み生肉姉さまのネタをぱくってみました)
ていうか、アイドルスターにチクチクって刺さりそうな表現にお茶ふきました。華麗すぐる。
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