うん、まあ、かわいかったが。

あらすじ買いしたのね。
だって、
灰田克彦(通称エドワーズ)と霧島晃(通称ダニエル)はわけあって同居している幼馴染み(以下略)

・・・・・・って、え?

その通称に、どんな意味が?

って思うじゃないですか。
しかし、そう思っているのはわたしだけじゃなくて、このふたり以外のキャラも

「ねえねえ なんでダニエルとかエドワードとかいうの?」

(どっちだっていいけど一応つっこんでおくと、エドワーだよ・・・ほんとどうでもよかったんだな、榎本先輩・・・)
と理由はわかっていない様子。

そして思い切った不思議設定はそれだけではないのです。
ダニエルにちょっかいを出してくる義江先輩。
出てくるたびに髪形が違うのです・・・・・・
G・DEFENDのキャラの髪型が変わるくらいなんでもないと思うくらい、思い切りよく変わる。
初登場→ウェーブ気味のジャ×ーズヘア
二回目→たっぷり梳いたセミロング
三回目→ギザギザ前髪の短髪(+眼鏡)
四回目→前髪長めのサラサラストレート(その晩、目を疑うほどに後ろ毛が伸びる)
挙句、初登場時は垂れ目だったはずが、最後には吊り目になっていた。
義江先輩・・・・・・。
でもそんな義江先輩がいちばんかっこよかったよ!

ストーリーは、よくある(?)
恋多き失恋大王。でもしあわせって実は身近なところにあったんだよ☆
のハートフル特盛電波一歩手前版、みたいな感じ。
なんかほら、松本花とか猫田リコとか長野まゆみみたいな、そもそもの設定が異次元だから常識は通用しない系だよ。
なんかもう、BLっていうか、ファンタジー?

結局。
わき見ばかりしてたエドワーズは、ずっと傍にいて自分を好きでいてくれてたダニエルの恋にやっと気付きました。
っておさまるべきところへおさまったのはいいとして。

結局なんでダニエルとかエドワードで、
どういうわけがあって同居しているのかはわかんなかったんだよね。


たまーに、わけありげに控えめな風呂敷広げたのに、畳まず逃げやがった。

最初の一本が読みきりとして雑誌に載ってるだけだったら、なんか雰囲気に押されてぬるっと流せたかもしれないけど(それでもたぶん一応「なんでダニエルとエドワーズだったの?」と突っ込まずにはいられないと思う)一冊分延々引っ張っておいて、そりゃないよ。

かわいかったけどねー・・・。
なんでダニエルとエドワーズだったんだろうねー・・・。


あと、一冊の真ん中部分の絵がすごく雑でびっくりしました。
これは、授業中に書いてともだちにあげるイラストだよね・・・・・・
雑でごめんね☆とか今スランプ~とか書き添えて。
顔の輪郭とか、四重くらいの線になっててナニコレと思いました。初期の絵のほうが好きだなー。
少なくとも、顔の輪郭は一本の線だ。

というわけで、かわいかったけど納得のいかない一冊。
でも、収録されなかったっていう、義江先輩と榎本先輩の話は読みたいから、次の単行本が出たら首をかしげつつ買いそうな気はする。

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