BL描いたことないっつってるばななに
漫画描かせたのは偉かったな麗人編集部。

自分が描いた絵にしか欲情しない画家×見られると興奮する高校生

という、なんともアレげなシリーズをはじめ、

チェンバロの調律師の手がたまらんとハアハアする男の子や
中学時代のある事件をきっかけに狐の面に欲情する男の子とか、

・・・なんともアレげな作品群です。

でもそこはさすが麗人というか、フェチとエロはしっかりおさえているけど、
コミックジュネとかピアスみたいにはならないんだよね。

下品なエロコメにはならないし、
だからってスタイリッシュが過ぎて「これはエロでなく退廃的芸術だ!」
みたいなことにもならないし。

ギャグになりそうな設定をぎゅうとおさえつけて一貫した普通のムードを保っているので、
中途半端いえば中途半端だけど、わたしはこのくらいが一番大丈夫なゾーン。
がっかりもしないし漲りもしない、でも手元には置く。

既存作家さんでいうと、国枝彩香とか神葉理世系統。
この人たちが使いそうな設定なんだけど、実際この人たちがやったら、
読後感がもやっとするシリアスか、ちょっとダサめのコメディを出してくるだろう、的な?

あとはやっぱり、絵柄がすごくBL向きだと思った。色気がある。受にも攻にも。
濃ゆいから好みもあるだろうけど(わたしは好き)裸体がきれいに描ける人は貴重な気がするし、
ちょっとずつでいいのでこれからもBL続けてほしいなー。

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