スクエア ~四角関係~ (ラヴァーズ文庫)
2009年1月25日 BL読書(活字) コメント (2)
・・・・・・
え、興味深くない?
高級車のディーラーのダメっ子主人公が
お得意様の接待でホストクラブに行ったんだけど
お得意様を怒らせて帰られちゃって
↓(テンプレ開始)
え、俺が支払いするの!?
金がないなら身体で払え
で、ホストクラブのオーナー・ナンバー1・ナンバー2の3人と
・・・・・・4P・・・
という話。
いや、4P書くのがすごいなと思って。絶対体力いると思うんだ。
なんか、一瞬でも想像力が途切れたらおしまいって感じしない?
4人が絡まっている描写をしつづけるのって、
ひとりを見失っちゃったらもうガタガタ崩れる気がするんだよね。
で、読んでみて、意外だったことがひとつ。
びっくり、攻が三人もいるのに、こいつらひとりも主人公に口でさせないんだ。
常に、胸・前・後ろのお当番制。
金の代わりに身体を要求する割には主人公にはまるでなにもさせない。百パーご奉仕。
わあ、ジェントル!(※ジェントルはそもそも金がないなら身体で払えとか言わない)
さて、内容だけど。
3人の攻が三兄弟っていう破天荒な設定のお陰で、
「早くに両親を亡くした三兄弟は結束が固く、また全員ゲイで、
好きになるタイプが同じなのでひとりを3人で可愛がる」
というなんか後半勢いに飲まれただけな気がしないでもない説得力があった。
「たまたまタイプが似てたから受を共有」という状況なら避けられない
「独占欲」とか「抜け駆け」とかをまったくスルーできるナイス設定だ。
あとなんか、犯罪っぽさもなぜか半減するね。
行為の強要がなかったのと三兄弟設定のせいか、あまり輪○っぽいイメージがなかったのもよかった。
なので意外と腹立つこともなくすごいなあと思って読み終えた。
ただちょっと気になるのは、この三兄弟の鮮やかすぎるお手並み。
流れるような落とし込みに、手馴れた感のあるポジション決定までのやりとり
(「わかった。それじゃ、俺が後ろな」「じゃあ僕が前!」「僕が胸か。楽しそうだ」)
そして決定的な台詞が「待て。たまには年長者を立ててみないか?」
うわああああ常習犯だぁあああ!
こんなことばっかやってる三兄弟なら、
主人公をどっかで「今までと違う」みたいに言ってくれないとBLとしてだめだろう・・・。
まあ、「頭を空っぽにして楽しむエッチなコメディ」(あとがきより)なら
これで充分必要事項は盛り込んでるか・・・・・・。
そして、イラストさん(國沢智)も大変だったことだろう・・・。
4Pイラストを、表紙、口絵含め6枚・・・。すげえ・・・。
しかし特に新しかったのは、口絵。
この口絵、トイレで長男と次男に脱がされた主人公を三男が激写、というシーンなんだけど、
びっくりするほど引きな構図なのね。
でも、鏡に映ってるって絵になってるから、鏡の反射で主人公の股間が隠れてるという・・・!
吹き出しで股間を隠すような、自然な不自然さに心打たれた。
攻3人ものだと、ほかに思い出すのが某とじで斑鳩が書いた
お貴族様の儀式がどうだこうだってやつなんだけど、あれよりは全然いいよ。
え、興味深くない?
高級車のディーラーのダメっ子主人公が
お得意様の接待でホストクラブに行ったんだけど
お得意様を怒らせて帰られちゃって
↓(テンプレ開始)
え、俺が支払いするの!?
金がないなら身体で払え
で、ホストクラブのオーナー・ナンバー1・ナンバー2の3人と
・・・・・・4P・・・
という話。
いや、4P書くのがすごいなと思って。絶対体力いると思うんだ。
なんか、一瞬でも想像力が途切れたらおしまいって感じしない?
4人が絡まっている描写をしつづけるのって、
ひとりを見失っちゃったらもうガタガタ崩れる気がするんだよね。
で、読んでみて、意外だったことがひとつ。
びっくり、攻が三人もいるのに、こいつらひとりも主人公に口でさせないんだ。
常に、胸・前・後ろのお当番制。
金の代わりに身体を要求する割には主人公にはまるでなにもさせない。百パーご奉仕。
わあ、ジェントル!(※ジェントルはそもそも金がないなら身体で払えとか言わない)
さて、内容だけど。
3人の攻が三兄弟っていう破天荒な設定のお陰で、
「早くに両親を亡くした三兄弟は結束が固く、また全員ゲイで、
好きになるタイプが同じなのでひとりを3人で可愛がる」
というなんか後半勢いに飲まれただけな気がしないでもない説得力があった。
「たまたまタイプが似てたから受を共有」という状況なら避けられない
「独占欲」とか「抜け駆け」とかをまったくスルーできるナイス設定だ。
あとなんか、犯罪っぽさもなぜか半減するね。
行為の強要がなかったのと三兄弟設定のせいか、あまり輪○っぽいイメージがなかったのもよかった。
なので意外と腹立つこともなくすごいなあと思って読み終えた。
ただちょっと気になるのは、この三兄弟の鮮やかすぎるお手並み。
流れるような落とし込みに、手馴れた感のあるポジション決定までのやりとり
(「わかった。それじゃ、俺が後ろな」「じゃあ僕が前!」「僕が胸か。楽しそうだ」)
そして決定的な台詞が「待て。たまには年長者を立ててみないか?」
うわああああ常習犯だぁあああ!
こんなことばっかやってる三兄弟なら、
主人公をどっかで「今までと違う」みたいに言ってくれないとBLとしてだめだろう・・・。
まあ、「頭を空っぽにして楽しむエッチなコメディ」(あとがきより)なら
これで充分必要事項は盛り込んでるか・・・・・・。
そして、イラストさん(國沢智)も大変だったことだろう・・・。
4Pイラストを、表紙、口絵含め6枚・・・。すげえ・・・。
しかし特に新しかったのは、口絵。
この口絵、トイレで長男と次男に脱がされた主人公を三男が激写、というシーンなんだけど、
びっくりするほど引きな構図なのね。
でも、鏡に映ってるって絵になってるから、鏡の反射で主人公の股間が隠れてるという・・・!
吹き出しで股間を隠すような、自然な不自然さに心打たれた。
攻3人ものだと、ほかに思い出すのが某とじで斑鳩が書いた
お貴族様の儀式がどうだこうだってやつなんだけど、あれよりは全然いいよ。
コメント
そして、表紙が一枚に一生懸命4人収めようとして色々頑張っているそれぞれの体勢も興味深いです・・・(笑)
そして半脱げの受はもういっそ、全裸にネクタイと靴下だけとかでも良かった気がする。
最近たまに複数モノを見る気がしますが・・・。・・・ブーム?
逆ハー書くときの参考になりそうだなと思いました。
三人の男を、平均的に出して最後まで贔屓なく平均に終わるのがすごい。