水曜日の悪夢

ISBN:4877245804 文庫 夜光 花 海王社 2007/06 ￥610

久し振りにBL小説を買った（除・キラキラ）
（そしてしばらく積んでた）
これは、「年下攻」「生徒×教師」「ヴァイオリン」
という三枚のカードが揃ったので本屋で飛びついた。
そりゃ買いだろ！と思って買ったら、
なんと同居人も買ってて貸してくれようとした。
好きなキャラとかはまるジャンルは被らないのに、
読みたいBLだけはどっかぶりなのが不思議でおもしろい。

ネタバレるよ！

BLでループものってはじめて読んだかも。
ループって、男性向ではよく見るけど女性向ではあまりないよねっていうのが同居人の見解で（宇宙とかループとかいう材料って、女性の頭にはあまりないものなんでしょーね、って）、それを聞いてなるほどって思ったのがついこないだだったから、そういう意味でも唸らされた一作だった。
ただ、せっかくループをやるなら、あと三回くらい「水曜日」に戻ったほうがよかったんじゃないかなと思う。「また戻ってきちゃった」的な絶望とか、ループしてますってしつこさがないと、タイトルも生きないしなー。
それでも、あんまりループしすぎるとどんだけすごいオチがあるんだと期待しちゃうだろうから、まあ、このオチならこのくらいのループがちょうどいいのかな・・・。
BLが肉でループが味付けな料理だと思えば、これはこれでよい一品。