本バトン!

2006年1月20日 読書
「本バトン」というのをずいぶん前に、藤緒さん(http://orbit.fem.jp/uno/)(テニ夢サイト様)からいただきました(年を跨いだ・・・)
意外と答えるのにいろいろと迷いました。
というのも私は本は基本的に一度しか読まないし、読んだ端から内容を忘れていくからです。
「特別な思い入れのある本、心に残っている一冊」と言われて、どんな話だったか覚えてない本は書けないし、内容覚えてるのなんて、ごく最近読んだものかキャラ萌えがあるものかBLかだし・・・。
でも、なんかまあ、深く考えずに、好きな五冊を選んでみました。
文学的なものを一つも挙げてなくてとっても頭悪そうだけど、事実だから仕方ない。

○持っている本の冊数
引っ越してきてからは、20冊くらいかもしれない・・・。
自分で言ってちょっと落ち込みました。

○今読みかけの本 or 読もうと思っている本(既読、未読問わず)
読んでいるのは、『どくとるマンボウ航海記』(北杜夫)
読もうと思っているのは、貫井徳郎の症候群シリーズと、伊坂幸太郎の読んでない本と、積んであるままの『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午) あと、文庫落ちした恩田陸の『ねじの回転』
あと、去年のこのミス10位までに入った本を、一冊くらい読んでおきたいです。このミスにランクインした本を一冊も読んでいないなんて、ここ10年ではじめてで、かなり落ち込みました。それもこれも、スズのせい・・・(ひどい言いがかり)

○最後に買った本
貫井徳郎『失踪症候群』です。
そういえば、貫井先生の講談社のほうのシリーズの、三作目の予定はないんでしょうか。あれの、探偵と助手がムフフなかんじでたいそうツボなんですけど。

○特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
恩田陸『ネバーランド』
恩田先生の青春ものといえば、最近なら『夜のピクニック』、それ以前なら『六番目の小夜子』なんでしょうけど、私は断然これが好きです。寛司がすごくいい男で、大好きでした。余裕があるように見えて、でも焦燥感とか閉塞感でいっぱいになってて、折れちゃえば楽になれるのに絶対に挫かれない、清潔で凛々しい少年。彼のさばさばした結婚観も理想的でした。
男の子がもっさり出てくる作品といえば、『ロミオとロミオは永遠に』も好きなのだけど、あれは重たすぎて一度しか読めてないので、繰り返し読んだという意味でもやっぱりこれ。
あと、これで本作ったし。そりゃ思い入れもあろうってなもんです。
寛司×美国は今でもきゅんきゅんする。「惚れ直した?」「うん、カラダ抜きでだけど」とか可愛いくて仕方ない。冗談でもここで拒絶したら寛司が傷付くって思って、美国はそれをきれいに避けたんだなあと、そんなふうに思うのです。

北方謙三『残照 ブラディ・ドール7』
これで、本作ったし その2。そりゃ思い入れも(以下略)
全巻好きだけど、二回読んだのはこれだけ。
だって下村がすごく好きだから。ブラディは、毎巻新しい人が出てきて、いちいち目移りしていたのですが、下村以降は揺らがなかったと思う。マフラーの粋なパリジャン巻きがお洒落な下村。おれの天使下村(これじゃ下村が天使みたいじゃないか)
このシリーズに出てくる男の人たちは、みんな大人なのに子供みたいで不器用で愛しかったです。実際こういう男の人がいたら、とてもじゃないけど傍にはいられないしわかってあげられないだろうと思うのですが、読んでいると「下村と結婚する」とこぶしを握る(また電波出た)
ちなみに私は下坂です。

長野まゆみ『天体議会』
文章も世界観も独特だけど、一番印象的だったのは、登場人物の名前の付けかたです。はまって相当読んだけど、毎度のことながら、腐女子のあいだで話題になるようになってからは遠ざかりました(人よりちょっと早くブームがきて本当のブームの頃に去るorブームになっているのに乗り遅れる、というのが私の読書パターンです)(ユル笑顔)
くさみの抜けた『白昼堂々』シリーズも好きだけど、あれはいっそBLですよね・・・。

桑原水菜『炎の蜃気楼』
これなくして、今の自分はないんじゃなかろうか・・・。
オタクとかやおいとか全然知らないころに読んで、ミラージュがあからさまなホモになっていく角度で私もオタクになっていったのです。ちょうどリアルタイムで同じペースでホモに向かって歩いてきたの。でも、実は『火輪の王国』?くらいまでしか読んでいません。記憶にある最後の舞台は秋吉台。ああ、トルーパーでだれかが飛ばされたところだよなーと思ったので覚えています。
完結したようなので、ここらで一巻から集めなおそうかと考え中。今読んでも直江が好きだったらユル笑顔になる。
・・・そういえば、「戦国無双2」では、直江パパが使えるみたいですね。愛の兜かむってるのかな。楽しみ。

麻生雪奈『鎌倉恋愛物語』
BLから一冊と言われたら、これ。なんてことない普通のBL(弟×兄)なんですが、なぜだかとっても印象に残っています。文章とか単語の選び方が個性的。日本語として正しくなくて思わず首を傾げるような文章もたまにあるんですが、それでもやっぱり好き。特にこの『鎌倉〜』で攻が受のことを説明するのに「綺麗な水を飲んで、綺麗なものを食べてる、そんな人」みたいなことを言うのですが、そこがすごく好きでした。
BLを書くときの自分の文章は、この人と鹿住さんの影響が強い、ような気がします。

○バトンをまわす5人
このブログで、本バトンって回りましたか・・・?
コミックバトンを拝見した記憶はあるのですが、本バトンは見てない気が・・・。
ぐるぐる回り済みだったらすみません。でも、

・かつらぎさん
・菜直ちゃん

それからブログ外で、

・稀捺さん
・茶屋さん

まだ答えてなくて、お時間あったらぜひお願いしたいです!
なに?ひとり足りない?・・・じゃあ有川譲くん(天白虎は代々読書家に違いない)

藤緒さん、バトンありがとうございました。
回したことを忘れているであろうほど遅くなってすみませ・・・!

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索