これの、ドラマCDを、またもや従妹殿に恵んでもらいました。

井上和彦×鈴村健一で、脇役に堀内賢雄。
私としては、いったいいつ平静を保てばいいのかわからないキャスティングなドラマCDでした。
とんでもなかった。
正気が保てなかったので、ベッドを転げまわってた。
ほんととんでもないんです和彦さんが。
最近、チャラいの(景時さん)とか変なの(ギュンター)とかしか聴いていなかったので忘れがちでしたが、この人の声はとんでもない武器なんでした。国の宝なんでした。それを、存分にわからせてくれる囁きの連発。
「君はとても、きれいだよ」とか言うんですよ。
ハアハア言っててもいい声なんですよ。
「俺に奪われたい?」とか言うんですよ。
揺すっててもいい声なんですよ。
とんでもないです。
そこにスズの職人技が重なるんですよ。
とんでもないです。

「どうしてこんなにドキドキするんだろう」っていう受のセリフがあるんですが、思わず「それはあれよスズ、国宝井上和彦ボイスだからよ」と呟いてしまうくらい(どうしてドラマCDと会話するの)聴いてる私もトロットロ(トークでスズがそう言ってた)でした。いいモン聴いた。ほんと、ネオロマンスでは聴けないだろう素晴らしい口説き(ただ「ひとつになりたい」というセリフは、連発されすぎて、途中から可笑しかった)を聴かせていただいた。ごちそうさまでした。

で、スズなんですが、そんな和彦さんのせいか、今までで聴いたものの中で、一番甘えたな可愛い声を出していらっしゃいました。なんとなくリーマンっぽさのある甘えたで、かわいかったです。私は完全に白旗を上げました。もういいわかった、リーマンのくせに王子様を待ってても許す。
あと、家中さんに手篭めにされそうになってたときもエライかわいかった。「いや・・・! いやです・・・っ」「やめてください・・・!」とか町娘みたいで(?)よかったです。そこはかとなく、楽しそうで(なんか、ノリノリで抵抗しているかんじがした)

なんだけど、キャストトークを聴いた後にまた聴くと、初回ではトロットロになるばかりだった大事な盛り上がりシーン(=いかがわしいシーン)で、そのときまさに後ろで熊みたいにウロウロしていたという賢雄さんの姿が想像されてしまって、集中できないったらなかったです。ネタだとわかっていても、鼻息荒くウロウロしていたらしい賢雄さんが発するノイズを探してしまったりする。まあ、一粒で二度美味しいと思えばいいか。

ストーリーはこの際置いておきます。
筆頭株主がどうのっていう、最後の時代劇っぽいところ、なにがということもなくなにかがおかしかったりとか(あなたの日本語のほうがよっぽどおかしいですよ)攻は、告白の返事を聞いていかがわしいことをするために、仕事を口実にパリだかに行ったとしか思えなかったりとか、なんていうかとにかくすべてが強引だとしか思えなかったのですよね。
だけどいいんじゃない? だって声が井上和彦なんだもん(負けないように、私も強引にまとめてみました)(なにとの勝負ですか)

従妹殿ほんとにありがとう。堪能しましたわ。

ほんとどうでもいい話ですが、「とんでもございません」という日本語は間違っているんだそうですね。「とんでもない」までが一語なので、敬語にするなら「とんでもないことでございます」が正解だとか。
何度も「とんでもない」と書いていて、ふと思い出したので、自分のためにメモ。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索