○読んだもの
中町信『模倣の殺意』
ひさしぶりにこう、ミステリーを読もうという気になりまして。しかも、萌えのないものを真面目に読もうと。それで、部屋に『葉桜の〜』があったはずなので探したんですが、見つからなくて(なんでこの部屋で物がなくなるのかが不思議)仕方ないので本屋で適当に文庫を見繕ってみたのがこれです。
三十年位前の作品らしいのですが、文章はすごく簡単で読みやすかったです。無駄がなくて、どんどん進んだ。
だけど、いわゆる叙述トリックというのって、どんどん進歩しているじゃないですか。最近だと、伊坂先生が得意ですよね。そういうのを読んでしまうと、解説で「国内初の叙述トリックを用いたミステリだからもっと評価されるべき作品だ」なんて書かれていても、ふーんと思うくらいで、感動はできないです。
でも、余計なものをすべて取り払った叙述トリックの教科書としてなら、これ以上シンプルでわかりやすいものもないかと。
あらまた知ったようなこと言って毒みたいなの吐いて。
鹿住槇『花嫁は奪われる』
もうなんか、さんざんいろんな人が踏み散らかした「身代わり花嫁」ネタ。
そうそう、お姉さんが結婚式当日に逃げ出して、仕方ないからよく似た弟が代わりにドレス着て結婚式して(式ではもちろんファーストキスを奪われて)→なんでかわかんないけど、新居で新婚の振りをするはめになって。→すごい論理(「君は私の妻なのだから、当然夜の相手もしてくれるのだろうね」みたいな。おまえはどんな電波を受信してるんだと思うようなことを堂々と言ってのける)でセックスの相手までさせられて。→強姦まがいに抱かれて恨んでいるのに、毎晩相手をしているうちに身体が慣れて、一緒に過ごしているうちに、「ちょっとイイ奴じゃん?男前だし」なんて思ってしまったりして。→ラブラブしはじめるんだけどある日突然「そうだ俺は姉ちゃんの身代わりで、こいつが好きなのは俺じゃなくて姉ちゃんだ」と気付いて。→「もうこんなのやめるー!」と愛の巣を飛び出すんだけど行く当てもなくて、結局追いかけてきた攻に「おまえが好きなんだ。結婚してくれ」とプロポーズされる。
みたいなテンプレで話は進むわけですが。
びっくりするほど捻りもなくテンプレな「身代わり花嫁」話なのに、なんだかんだでしっかり鹿住ワールドで鹿住受なのがさすがだと思いました。
森本秀『G・DEFEND 26』
26・・・。すごいな。
恒例なので、言っておこう。外警班に入りたいです、と。
好きなシリーズなのだけど、次巻は仁獣とのコラボ企画だとかで。正直どうでもいいかんじなのですが、どうしたらいいんだろう。仁獣は途中脱落組なので、今更出されてもだれがだれだかわからないと思う。
天野明『家庭教師ヒットマン REBORN! 5』
表紙はヒバリさま。
ディーノさんが好きで、山本が好きです。山獄でも萌えるけど、ひと波越えてしまったら、また山本単品萌えに戻った。「山本トレーニング」の回が好きだ。
山田ユギ『誰がおまえを好きだと言った』
このなかでは、意外にも「おねがいちょっとだまってて」が好きだった。表題作が年下攻でとてもいいかんじだったのに、なんでこっちなんだろうと、自分が謎。ああそうか、ユギのリーマンが好きなのか?いや、「誰がおまえを〜」も一応リーマンじゃないか?じゃああれか、ユギのスーツが好きなのか?あと、黒髪の攻? たぶんそこら辺が基準。
中町信『模倣の殺意』
ひさしぶりにこう、ミステリーを読もうという気になりまして。しかも、萌えのないものを真面目に読もうと。それで、部屋に『葉桜の〜』があったはずなので探したんですが、見つからなくて(なんでこの部屋で物がなくなるのかが不思議)仕方ないので本屋で適当に文庫を見繕ってみたのがこれです。
三十年位前の作品らしいのですが、文章はすごく簡単で読みやすかったです。無駄がなくて、どんどん進んだ。
だけど、いわゆる叙述トリックというのって、どんどん進歩しているじゃないですか。最近だと、伊坂先生が得意ですよね。そういうのを読んでしまうと、解説で「国内初の叙述トリックを用いたミステリだからもっと評価されるべき作品だ」なんて書かれていても、ふーんと思うくらいで、感動はできないです。
でも、余計なものをすべて取り払った叙述トリックの教科書としてなら、これ以上シンプルでわかりやすいものもないかと。
あらまた知ったようなこと言って毒みたいなの吐いて。
鹿住槇『花嫁は奪われる』
もうなんか、さんざんいろんな人が踏み散らかした「身代わり花嫁」ネタ。
そうそう、お姉さんが結婚式当日に逃げ出して、仕方ないからよく似た弟が代わりにドレス着て結婚式して(式ではもちろんファーストキスを奪われて)→なんでかわかんないけど、新居で新婚の振りをするはめになって。→すごい論理(「君は私の妻なのだから、当然夜の相手もしてくれるのだろうね」みたいな。おまえはどんな電波を受信してるんだと思うようなことを堂々と言ってのける)でセックスの相手までさせられて。→強姦まがいに抱かれて恨んでいるのに、毎晩相手をしているうちに身体が慣れて、一緒に過ごしているうちに、「ちょっとイイ奴じゃん?男前だし」なんて思ってしまったりして。→ラブラブしはじめるんだけどある日突然「そうだ俺は姉ちゃんの身代わりで、こいつが好きなのは俺じゃなくて姉ちゃんだ」と気付いて。→「もうこんなのやめるー!」と愛の巣を飛び出すんだけど行く当てもなくて、結局追いかけてきた攻に「おまえが好きなんだ。結婚してくれ」とプロポーズされる。
みたいなテンプレで話は進むわけですが。
びっくりするほど捻りもなくテンプレな「身代わり花嫁」話なのに、なんだかんだでしっかり鹿住ワールドで鹿住受なのがさすがだと思いました。
森本秀『G・DEFEND 26』
26・・・。すごいな。
恒例なので、言っておこう。外警班に入りたいです、と。
好きなシリーズなのだけど、次巻は仁獣とのコラボ企画だとかで。正直どうでもいいかんじなのですが、どうしたらいいんだろう。仁獣は途中脱落組なので、今更出されてもだれがだれだかわからないと思う。
天野明『家庭教師ヒットマン REBORN! 5』
表紙はヒバリさま。
ディーノさんが好きで、山本が好きです。山獄でも萌えるけど、ひと波越えてしまったら、また山本単品萌えに戻った。「山本トレーニング」の回が好きだ。
山田ユギ『誰がおまえを好きだと言った』
このなかでは、意外にも「おねがいちょっとだまってて」が好きだった。表題作が年下攻でとてもいいかんじだったのに、なんでこっちなんだろうと、自分が謎。ああそうか、ユギのリーマンが好きなのか?いや、「誰がおまえを〜」も一応リーマンじゃないか?じゃああれか、ユギのスーツが好きなのか?あと、黒髪の攻? たぶんそこら辺が基準。
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