高校時代の友人たちとお酒を飲みに行きました。
 相変わらず、一般人とも一般のオタクとも違う話題が肴。
「だからね、たとえば漬物だったら、糠床受なわけよ。キムチなら、唐辛子が鬼畜攻
 師匠のこんな話を、夜中のうちは笑いに笑ったけれどそれだけだったのに。
 朝にはすごい無機物萌えのひとみたいになってた。

「切ない系なら、糠床受で漬物石攻っていうのもいいよね。ずっと傍にいるのは漬物石なんだけど」
奔放な糠床にはほかにたくさんの男(野菜)が」
「『おまえのことずっと見つめてきたのは俺なのに』って漬物石が」
「切ない・・・!」
「蓋はそんな二人をいつも見守っているの」
「蓋もまえから漬物石が好きなんだけど言い出せなくて、しかも二人のこと応援したりしちゃって」
蓋イイやつ・・・!
「さらにそんな蓋を見つめるキュウリが・・・」
「キュウリ×蓋は年下攻で」
「そんなときに突然あらわれる釘
「悪なんだ、釘は」

「そこんちの子供が、いたずらでミニカーを糠床に入れちゃったりしてさ」
あいつの匂いが俺に染み付いてはなれないんだ、みたいな」
「そんでまた自ら糠床に飛び込んでくるんだよ」
「周りが応援してくれたりして」
「キュウリが、『おれの下に隠れるといいッスよ』って」
「かわいいキュウリ!」

 大盛り上がり。

「コーヒー受の砂糖攻とか」
砂糖とミルクでコーヒーのこと取り合うの」
「負けたほうはスプーンとできちゃったりして」
「コーヒーカップはそれをすべて見ていたのよ」
「カップとソーサーは幼馴染みでさー」

 止まらない。
 目に付いたものはすべてホモにする。

「椅子と机とか」
「ある日椅子の足が一本折れちゃったりするんだよ」
「そこんちの子供がガタガタしすぎちゃってね」
「もうこの椅子は駄目だからって捨てようとするんだけど、子供が止めるの」
「ぼくが絶対なおすからーって。そして彼は家具職人に・・・
「人と無機物になってるよ」
「家具職人って直すんじゃなくて作るんじゃん」
「『あなた(椅子)のことは絶対におれが直してみせる・・・!』って」

無機物と人間もアリだった。

「携帯電話が年下攻とか」
「『あ、メールしますか? 電話かけますか? おれ頑張りますよ!』って携帯が」

「どうする、それが流行ったら」
「携帯萌え」
「『機種変しちゃったーPは受だよねー』」
「『アタシN×××萌えー』とか」
「あはははは」
「だはははは」
「わはははは」


 ・・・こんな三人組の明日はどっちだ。

 死ぬほど笑いました。
 非常に楽しかったです、無機物萌え。

ちなみに、糠漬に漬物石はいらないとかいうツッコミはしないでください。

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