読書感想文
2003年9月13日○読んだ本
村上左知『眠り天使』(冬水社)
古本屋で購入。ああ、このひとってここ出身だったんだ・・・知らなかった、と思って買ってみました。
なんか好きなんですよねー。
黄毛あつき『子供の情景 1』(青磁ビブロス)
あはは、「昔!」ってカンジです。これも古本屋で。いや、こないだから気になって気になって。
そういえば、夏コミで黄毛(京山)さんのスペースへ買い物に行ったら、売り子さんに突然抱えてた本を奪われてびびった。「ちょっと見せてくださいー」とかって、ごと○しのぶさんとこで買った「ぐれちゃわないでね」の同人をスッと抜かれたんです。内心「ええーっ!?」と思っていたら、顔に出ていたのか、隣にいたもう一人の売り子さん(黄毛さん?)が「このひと南京ぐ○子さんなんですよー」と。すごくびっくりしました。ごとうさんの本の表紙はぐ○子さんだったんですね。で、実際の本を、ご本人もまだ見てないとかで。それでちゃんと見たかったそうです。そんな理由で取り上げられた(いやもちろん返してもらいました)(笑)いやーあれは驚きました。
浅丘みなぎ『アンブロシアの誘惑』『アリアドネの緒』(新書館)
さらにこれも古本屋で。なんか、ファンタジーだと勝手に思い込んでて、手を伸ばさなかったんです。読んでみたら、確かに吸血鬼とかなんとかいってるけど、普通の学園物でした。
こういう、ややカマっぽい(失礼)話し方する主人公って珍しいんじゃないかなーと思いました。受のライバルに多い口調。森高が好きでした。次点はブラコン渚。
A・A・ミルン『赤い館の秘密』(創元推理文庫)
探偵とワトスンで、恋愛とか絡めたら駄目、・・・ってよくわかってんじゃんミルン! みたいな。
萌えでした。よかったです。ちょっと読みづらい(訳のせいだと・・・)けど、面白かった! 最後にちゃんとひっくり返るし(?)
これは、探偵ギリンガムが受で、ワトスンのベブリーが攻ね。ギリンガムは、ちょっと癖のある黒髪(ex・切原赤也)で、ベブリーが長身白抜き頭とかがいい。
まあこの二人ときたら、どこかへ出かけるときにはいっつも腕組んで行くの!
『ギリンガムはもう一度笑い声をたてるとベブリーの腕をとった。「君は相棒にはもってこいの男だよ。君と力を合わせれば、矢でも鉄砲でも持ってこいだね」』
ベブリーなんか、ギリンガムに、「一緒にいてもらいたい」とか言われて『ぞくぞく嬉しさがこみあげてきた』らしいし。
私は翻訳物が苦手なのですごく時間がかかったのですが、読んだ甲斐はありました!
恩田陸『蛇行する川のほとり 3』(中央公論新社)
これで完結なので、1巻から読み返してみました。
3巻の語りはだれになるのかと思ったら、真魚子なのですねー。つまり、読者の分身、みたいな役割だったのかなと思ったのですが、どうなんだろう。それまでは合宿に参加してなかったけど、話の内容は知ってる、というポジションは、つまり私たちなんではないかなと。・・・むしろそういう意図でないなら、真魚子ってのは不自然・・・。これが、『黒と茶の幻想』みたいに、一冊にまとまっていたらそうは感じないのかもしれないですが。私は1巻の主人公が前編通しての中心みたいに思ってしまってたので、3巻で鞠子がほとんど出てこなかったまま物語自体が終わってしまったのが、なんか尻切れな気がしたのです。
女の子版『ネバーランド』みたいな? これで、鞠子、香澄、芳野が男の子だったらまたすごい萌えの嵐が吹き荒れただろうなと(笑)。「愛してるわ」だからね。あ、でも、月彦と暁臣でも全然かまわなくてよ。絵にしたらきっとすっごいベタベタなボーイズラブ風になると思う。
村上左知『眠り天使』(冬水社)
古本屋で購入。ああ、このひとってここ出身だったんだ・・・知らなかった、と思って買ってみました。
なんか好きなんですよねー。
黄毛あつき『子供の情景 1』(青磁ビブロス)
あはは、「昔!」ってカンジです。これも古本屋で。いや、こないだから気になって気になって。
そういえば、夏コミで黄毛(京山)さんのスペースへ買い物に行ったら、売り子さんに突然抱えてた本を奪われてびびった。「ちょっと見せてくださいー」とかって、ごと○しのぶさんとこで買った「ぐれちゃわないでね」の同人をスッと抜かれたんです。内心「ええーっ!?」と思っていたら、顔に出ていたのか、隣にいたもう一人の売り子さん(黄毛さん?)が「このひと南京ぐ○子さんなんですよー」と。すごくびっくりしました。ごとうさんの本の表紙はぐ○子さんだったんですね。で、実際の本を、ご本人もまだ見てないとかで。それでちゃんと見たかったそうです。そんな理由で取り上げられた(いやもちろん返してもらいました)(笑)いやーあれは驚きました。
浅丘みなぎ『アンブロシアの誘惑』『アリアドネの緒』(新書館)
さらにこれも古本屋で。なんか、ファンタジーだと勝手に思い込んでて、手を伸ばさなかったんです。読んでみたら、確かに吸血鬼とかなんとかいってるけど、普通の学園物でした。
こういう、ややカマっぽい(失礼)話し方する主人公って珍しいんじゃないかなーと思いました。受のライバルに多い口調。森高が好きでした。次点はブラコン渚。
A・A・ミルン『赤い館の秘密』(創元推理文庫)
探偵とワトスンで、恋愛とか絡めたら駄目、・・・ってよくわかってんじゃんミルン! みたいな。
萌えでした。よかったです。ちょっと読みづらい(訳のせいだと・・・)けど、面白かった! 最後にちゃんとひっくり返るし(?)
これは、探偵ギリンガムが受で、ワトスンのベブリーが攻ね。ギリンガムは、ちょっと癖のある黒髪(ex・切原赤也)で、ベブリーが長身白抜き頭とかがいい。
まあこの二人ときたら、どこかへ出かけるときにはいっつも腕組んで行くの!
『ギリンガムはもう一度笑い声をたてるとベブリーの腕をとった。「君は相棒にはもってこいの男だよ。君と力を合わせれば、矢でも鉄砲でも持ってこいだね」』
ベブリーなんか、ギリンガムに、「一緒にいてもらいたい」とか言われて『ぞくぞく嬉しさがこみあげてきた』らしいし。
私は翻訳物が苦手なのですごく時間がかかったのですが、読んだ甲斐はありました!
恩田陸『蛇行する川のほとり 3』(中央公論新社)
これで完結なので、1巻から読み返してみました。
3巻の語りはだれになるのかと思ったら、真魚子なのですねー。つまり、読者の分身、みたいな役割だったのかなと思ったのですが、どうなんだろう。それまでは合宿に参加してなかったけど、話の内容は知ってる、というポジションは、つまり私たちなんではないかなと。・・・むしろそういう意図でないなら、真魚子ってのは不自然・・・。これが、『黒と茶の幻想』みたいに、一冊にまとまっていたらそうは感じないのかもしれないですが。私は1巻の主人公が前編通しての中心みたいに思ってしまってたので、3巻で鞠子がほとんど出てこなかったまま物語自体が終わってしまったのが、なんか尻切れな気がしたのです。
女の子版『ネバーランド』みたいな? これで、鞠子、香澄、芳野が男の子だったらまたすごい萌えの嵐が吹き荒れただろうなと(笑)。「愛してるわ」だからね。あ、でも、月彦と暁臣でも全然かまわなくてよ。絵にしたらきっとすっごいベタベタなボーイズラブ風になると思う。
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