幻水?をまだ買ってない(内容と関係なし)
2002年7月12日ネタがないので、絵本について語ります。
図書館で、『プンク・マインチャ』(福音館)を借りてきました。
…前にも語った気もしないでもないが、この絵本、とても恐ろしいのです。
ところで、子供の頃読んだ「恐い絵本」って、結構トラウマちっくに心に残っていたりしませんか?
例えば私は、かの名作『いやいやえん』はところによって恐ろしいと思ってました。
何が恐いってですね、襲い掛かるようなポーズのオオカミが恐いです(挿絵)。四番目の黒い山が恐いです(挿絵)。いやいやえんのおばあさんが恐いです(挿絵)。
あと、『さんびきのやぎのがらがらどん』も恐いです(いまだに『さんびきのやぎとがらがらどん』だと思うんだけど。やぎ三兄弟と、橋の下のがらがらどんの話だったと思うんだけど。でも本当はやぎががらがらどんで、橋の下にいるのはトロールなんだって。)
それから『くわずにょうぼう』でしょ、『かじやとようせい』でしょ、恐いマイナー絵本ならいくらでも出てきます。
でも、キング・オブ・恐い絵本は『プンク・マインチャ』。
それはこんな話です。
主人公はネパールの少女、プンク・マインチャ。彼女はいじわるな継母といじわるな義姉に虐げられる可哀相な女の子。プンクは毎日、たくさんのやぎを連れて遠い牧場に出掛けていくんだそうです。
そんな彼女の家のヤギに、ドーン・チョーレチャというのがいます。このやぎがすごいんです。なんと、キツネの頭とヤギの頭が並んでついている双頭の不気味なメスヤギ。ここで、ちょっとしたハウス名作劇場気分も台無しです(てゆうか、挿絵の時点でアウトだけどな)。
ドーン・チョーレチャはプンクを可愛がっていて(てゆうか逆では…)いつもお腹を空かせているプンクに、ツノからパンを出して、豆のスープをかけて、食べさせてくれます。
偶然それを知った継母姉コンビは黙っちゃいません。悔しいので、明日ドーン・チョーレチャを殺して食ってしまおうということになります(恐い)。それを聞いていたドーン・チョーレチャはプンクに、秘密を知られてしまったから自分は殺されると言います。プンクは泣きます(そりゃ泣くわ)。そんなプンクにドーン・チョーレチャは、
「よく おきき。わたしが ころされたあと、みんなが わたしのにくを たべるけれど、おまえは たべてはいけないよ。 それから、おまえは、わたしのほねを ひろいあつめて、まきばに うずめておくれ」
てゆーか、普通食べません(ぶるぶる)。
そしてプンクは言い付けどおり、ドーン・チョーレチャの骨を遠い牧場に埋めます。すると次の日、そこには美味なまんじゅうがなる木が生えていました。木に登ってまんじゅうを貪り食うプンクの元に、今度は鬼が現れて、プンクを拉致ります。鬼は自分の住みかにプンクを放り込み、飯を作るように言い置いて何処かへ。プンクはそこに住んでたネズミに「パンをくれたらいいことを教えてやる」と言われ、山ほどパンをやったので、鬼の宝をごっそり奪って逃げ帰ってきます。
それを見た継母姉コンビは黙っちゃいません。早速継母は自分の娘、チャンパにも同じ事をさせようとしますが、チャンパはネズミに「パンをくれ」と言われ、「やかましい」といわんばかりにこれを撲殺。いいことは教えてもらえず、そのまま鬼が帰宅。なんで飯を作れと言ったのかよくわからないけど、チャンパを食います。ウキウキ待っていた母親の元に、カラス(何故)が「娘は鬼に食われたから帰ってこねーよ」とメッセージを寄越します。
おしまい。
恐いです。てゆうか、変です。
これはネパールの民話だとか。つまり、ネパールの子供は、これを「桃太郎」とか「かぐや姫」だとかのように聞かされて育っているんです(そうだろうか)
これを更に挿絵付きでみるとかなり恐いので、是非図書館、大型書店などでお手にとってみてください。
○よんだもの
ちゆ12歳『バーチャルネットアイドルちゆ12歳』(ぶんか社/02.7)
すごく面白かったです…(これで夜中笑っていた自分にちょっと複雑な気分)
でも、面白かったんです。だから今日の日記はちょっと文体が伝染ってるでしょうが。
あと、ビーボーイジップス。べたぼれ特集。
これまたすごい特集だ。笑える。因みに、こんなところでも何気に連載している新田某さんの春抱きシリーズですが、二人の愛の巣に空き巣が入って岩城さん大動揺。なんだか無駄に鍛えている香藤と無駄に駅○スタイルで事に及び、ダーリンに惚れ直すというストーリーでした。そしてまた、とってつけたように最後に「でっしょー? 自分でも惚れ惚れするもん、見てこの腹筋」(香藤)と特集に沿わせたことを誇示しておわりました。
因みに、次回の特集は「ダメ男特集」もちろん新田某もいます。
妹と「次回の岩城さん(姉妹でのシリーズ名。嫌でも岩城さんには「さん」をつけてしまう自分たちへの自嘲)はさあ、『香藤はいつもダメ男です』っていうのと『香藤を「ダメ男め」って追い出した岩城さんだったけど、結局すごい寂しくなっちゃったりして、「俺の方がよっぽどダメ男だな」』っていうのとどっちだと思う?」なんて話してたんですが。どっちでもないことを願います。
図書館で、『プンク・マインチャ』(福音館)を借りてきました。
…前にも語った気もしないでもないが、この絵本、とても恐ろしいのです。
ところで、子供の頃読んだ「恐い絵本」って、結構トラウマちっくに心に残っていたりしませんか?
例えば私は、かの名作『いやいやえん』はところによって恐ろしいと思ってました。
何が恐いってですね、襲い掛かるようなポーズのオオカミが恐いです(挿絵)。四番目の黒い山が恐いです(挿絵)。いやいやえんのおばあさんが恐いです(挿絵)。
あと、『さんびきのやぎのがらがらどん』も恐いです(いまだに『さんびきのやぎとがらがらどん』だと思うんだけど。やぎ三兄弟と、橋の下のがらがらどんの話だったと思うんだけど。でも本当はやぎががらがらどんで、橋の下にいるのはトロールなんだって。)
それから『くわずにょうぼう』でしょ、『かじやとようせい』でしょ、恐いマイナー絵本ならいくらでも出てきます。
でも、キング・オブ・恐い絵本は『プンク・マインチャ』。
それはこんな話です。
主人公はネパールの少女、プンク・マインチャ。彼女はいじわるな継母といじわるな義姉に虐げられる可哀相な女の子。プンクは毎日、たくさんのやぎを連れて遠い牧場に出掛けていくんだそうです。
そんな彼女の家のヤギに、ドーン・チョーレチャというのがいます。このやぎがすごいんです。なんと、キツネの頭とヤギの頭が並んでついている双頭の不気味なメスヤギ。ここで、ちょっとしたハウス名作劇場気分も台無しです(てゆうか、挿絵の時点でアウトだけどな)。
ドーン・チョーレチャはプンクを可愛がっていて(てゆうか逆では…)いつもお腹を空かせているプンクに、ツノからパンを出して、豆のスープをかけて、食べさせてくれます。
偶然それを知った継母姉コンビは黙っちゃいません。悔しいので、明日ドーン・チョーレチャを殺して食ってしまおうということになります(恐い)。それを聞いていたドーン・チョーレチャはプンクに、秘密を知られてしまったから自分は殺されると言います。プンクは泣きます(そりゃ泣くわ)。そんなプンクにドーン・チョーレチャは、
「よく おきき。わたしが ころされたあと、みんなが わたしのにくを たべるけれど、おまえは たべてはいけないよ。 それから、おまえは、わたしのほねを ひろいあつめて、まきばに うずめておくれ」
てゆーか、普通食べません(ぶるぶる)。
そしてプンクは言い付けどおり、ドーン・チョーレチャの骨を遠い牧場に埋めます。すると次の日、そこには美味なまんじゅうがなる木が生えていました。木に登ってまんじゅうを貪り食うプンクの元に、今度は鬼が現れて、プンクを拉致ります。鬼は自分の住みかにプンクを放り込み、飯を作るように言い置いて何処かへ。プンクはそこに住んでたネズミに「パンをくれたらいいことを教えてやる」と言われ、山ほどパンをやったので、鬼の宝をごっそり奪って逃げ帰ってきます。
それを見た継母姉コンビは黙っちゃいません。早速継母は自分の娘、チャンパにも同じ事をさせようとしますが、チャンパはネズミに「パンをくれ」と言われ、「やかましい」といわんばかりにこれを撲殺。いいことは教えてもらえず、そのまま鬼が帰宅。なんで飯を作れと言ったのかよくわからないけど、チャンパを食います。ウキウキ待っていた母親の元に、カラス(何故)が「娘は鬼に食われたから帰ってこねーよ」とメッセージを寄越します。
おしまい。
恐いです。てゆうか、変です。
これはネパールの民話だとか。つまり、ネパールの子供は、これを「桃太郎」とか「かぐや姫」だとかのように聞かされて育っているんです(そうだろうか)
これを更に挿絵付きでみるとかなり恐いので、是非図書館、大型書店などでお手にとってみてください。
○よんだもの
ちゆ12歳『バーチャルネットアイドルちゆ12歳』(ぶんか社/02.7)
すごく面白かったです…(これで夜中笑っていた自分にちょっと複雑な気分)
でも、面白かったんです。だから今日の日記はちょっと文体が伝染ってるでしょうが。
あと、ビーボーイジップス。べたぼれ特集。
これまたすごい特集だ。笑える。因みに、こんなところでも何気に連載している新田某さんの春抱きシリーズですが、二人の愛の巣に空き巣が入って岩城さん大動揺。なんだか無駄に鍛えている香藤と無駄に駅○スタイルで事に及び、ダーリンに惚れ直すというストーリーでした。そしてまた、とってつけたように最後に「でっしょー? 自分でも惚れ惚れするもん、見てこの腹筋」(香藤)と特集に沿わせたことを誇示しておわりました。
因みに、次回の特集は「ダメ男特集」もちろん新田某もいます。
妹と「次回の岩城さん(姉妹でのシリーズ名。嫌でも岩城さんには「さん」をつけてしまう自分たちへの自嘲)はさあ、『香藤はいつもダメ男です』っていうのと『香藤を「ダメ男め」って追い出した岩城さんだったけど、結局すごい寂しくなっちゃったりして、「俺の方がよっぽどダメ男だな」』っていうのとどっちだと思う?」なんて話してたんですが。どっちでもないことを願います。
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