おじいちゃまの話
2002年5月1日そういえば、能を見に行った帰りに、祖父母の家に寄りました。
葵上が面白かった、というと、おじいちゃまは、「俺も昔葵上のツレをやったことがある」と言います。最初に出てきて最後にひっこむんだ、とかいう話をへえー(見てきたんだから知ってるけど)とか聞いていたら、その後なんだかオイシイ話が!
「俺はその時緊張してたから、スッと立ったんだけど謡の文句が出てこなくてな。焦ってたら、地頭(地謡のリーダー。流派によるけど、大体後列の真ん中辺にいる人がそう)が代わりにやってくれたんだ」
まあ。
そうよね。地頭っていったらベテランさんですものね。若い人がシテとかツレをやることはあっても、地頭は絶対偉い人だもんね。
短大の時、伝統芸能の授業で、「後見は大体ベテランがやる。シテが舞台の上で突然死んだりしたら、すぐさま代われるように」という話を聞いたんですけど、お助けマンが地頭ってのもなかなかオイシイではありませんの?(日本語破壊)
てゆうか、舞台を見ながら丁度、
「つーか、あの後見もしかして寝てないか? もしここでシテが謡つまっちゃったらどうすんだよ。ああ、でも「やべえ忘れた親父助けてー」(後見はシテの実父だったりすることが多い)とかってチラッと振り返ったら親父は鼻ちょうちん膨らませてたりしてさー、ゲビ!とか思ってオロオロしてたら若い笛方がスッと謡い出してくれたりしてさー。後で「ありがとう助かりました」とかお礼に行くと、「アンタさ、宗家の孫だからってチヤホヤされてるみたいだけど、もちっと練習しないと狂言師の誰かさんみたいになるよ(毒←むしろ私が)」「は?」「ヘタクソだってこと」なんてガツンとやられてさー。クッソーとか思ってるうちに恋が芽生えてさー」
とか思っていたので、タイムリーすぎる話題に食いついただけなんですがね。
助けてくれるのが笛方なのは、自分がそれしかわからないからだ。・・・一番暇そうだし。
葵上が面白かった、というと、おじいちゃまは、「俺も昔葵上のツレをやったことがある」と言います。最初に出てきて最後にひっこむんだ、とかいう話をへえー(見てきたんだから知ってるけど)とか聞いていたら、その後なんだかオイシイ話が!
「俺はその時緊張してたから、スッと立ったんだけど謡の文句が出てこなくてな。焦ってたら、地頭(地謡のリーダー。流派によるけど、大体後列の真ん中辺にいる人がそう)が代わりにやってくれたんだ」
まあ。
そうよね。地頭っていったらベテランさんですものね。若い人がシテとかツレをやることはあっても、地頭は絶対偉い人だもんね。
短大の時、伝統芸能の授業で、「後見は大体ベテランがやる。シテが舞台の上で突然死んだりしたら、すぐさま代われるように」という話を聞いたんですけど、お助けマンが地頭ってのもなかなかオイシイではありませんの?(日本語破壊)
てゆうか、舞台を見ながら丁度、
「つーか、あの後見もしかして寝てないか? もしここでシテが謡つまっちゃったらどうすんだよ。ああ、でも「やべえ忘れた親父助けてー」(後見はシテの実父だったりすることが多い)とかってチラッと振り返ったら親父は鼻ちょうちん膨らませてたりしてさー、ゲビ!とか思ってオロオロしてたら若い笛方がスッと謡い出してくれたりしてさー。後で「ありがとう助かりました」とかお礼に行くと、「アンタさ、宗家の孫だからってチヤホヤされてるみたいだけど、もちっと練習しないと狂言師の誰かさんみたいになるよ(毒←むしろ私が)」「は?」「ヘタクソだってこと」なんてガツンとやられてさー。クッソーとか思ってるうちに恋が芽生えてさー」
とか思っていたので、タイムリーすぎる話題に食いついただけなんですがね。
助けてくれるのが笛方なのは、自分がそれしかわからないからだ。・・・一番暇そうだし。
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