やっぱり駄目なんだ・・・
2002年3月5日○読んだ本
唯川恵『肩ごしの恋人』(マガジンハウス/01.9)
直木賞受賞作品。頂きものの本です。
やっぱり私は全然恋愛小説に共感できない人間なのだ、と切なくなりました(笑)。
なんというか・・・主人公の萌が男だったら、「いい話だった!」と満足するんだろうなあと思います。つーか、奥さんがいる男と関係を持って、でも別にそれをネックに思っているわけでもなくて、ただ「自分を信じられないから」とかいうような理由で、相手と身体以上の関係に進むのを迷ってる、という女はなんなんだ。
これが男だったらですね、「うっかり男と関係を持ってしまったけど、まあ美味しいもの食べさせてくれるし、それも悪くないかなあとは思う、ただ、ちゃんと向き合って恋愛しましょうかって話になると、それはやっぱり男同士だし、色々マズイんじゃないのー」と迷いの在処がはっきりして、納得行きやすいんだと思うんですよね。
それにしても。
27歳だかの主人公女二人と、高1の男の子が出てくるんですね。その高校生というのが、まあ18くらいには見えるような、なかなかのいい男らしいんですが、引っかかった点が二つ。
?自分のことを「僕」と言う(やっぱりここは「俺」でしょう)
?年上お姉さんに向かって「おたくってさ」とか言う(育ちが良いのなら「あなたってさ」とかがいいんだけど)
年下攻好きとしては、そこはちょっと譲れない(笑)
あと、萌さんは、会社を辞めた後にひょんなことから二丁目のゲイ本屋でバイトをするんですが、そこでの思いがなんか違うんじゃねえかと思ったのでした。なんか、「ここにいる男達はみんな女を羨ましいなんて思ってなくて、男の方が得で、次に生まれる時も男がいいと思ってる」とか萌さんは言う(つーか思うのか)んです。そうなのかしら。そうなの? そう思っていてほしいとは私も思いますが、実際はどうなんだろうなあ。
っていうか、萌が嫌い(言っちゃったよ)
あと『NARUTO』と『ホイッスル!』の新刊。
・・・我愛羅の過去話って、本人語りじゃない方がよかったのではないかと思いました。どうにかして、伝聞形式にした方がよくなかったの?
笛は、黒川のステキさにやられました。
唯川恵『肩ごしの恋人』(マガジンハウス/01.9)
直木賞受賞作品。頂きものの本です。
やっぱり私は全然恋愛小説に共感できない人間なのだ、と切なくなりました(笑)。
なんというか・・・主人公の萌が男だったら、「いい話だった!」と満足するんだろうなあと思います。つーか、奥さんがいる男と関係を持って、でも別にそれをネックに思っているわけでもなくて、ただ「自分を信じられないから」とかいうような理由で、相手と身体以上の関係に進むのを迷ってる、という女はなんなんだ。
これが男だったらですね、「うっかり男と関係を持ってしまったけど、まあ美味しいもの食べさせてくれるし、それも悪くないかなあとは思う、ただ、ちゃんと向き合って恋愛しましょうかって話になると、それはやっぱり男同士だし、色々マズイんじゃないのー」と迷いの在処がはっきりして、納得行きやすいんだと思うんですよね。
それにしても。
27歳だかの主人公女二人と、高1の男の子が出てくるんですね。その高校生というのが、まあ18くらいには見えるような、なかなかのいい男らしいんですが、引っかかった点が二つ。
?自分のことを「僕」と言う(やっぱりここは「俺」でしょう)
?年上お姉さんに向かって「おたくってさ」とか言う(育ちが良いのなら「あなたってさ」とかがいいんだけど)
年下攻好きとしては、そこはちょっと譲れない(笑)
あと、萌さんは、会社を辞めた後にひょんなことから二丁目のゲイ本屋でバイトをするんですが、そこでの思いがなんか違うんじゃねえかと思ったのでした。なんか、「ここにいる男達はみんな女を羨ましいなんて思ってなくて、男の方が得で、次に生まれる時も男がいいと思ってる」とか萌さんは言う(つーか思うのか)んです。そうなのかしら。そうなの? そう思っていてほしいとは私も思いますが、実際はどうなんだろうなあ。
っていうか、萌が嫌い(言っちゃったよ)
あと『NARUTO』と『ホイッスル!』の新刊。
・・・我愛羅の過去話って、本人語りじゃない方がよかったのではないかと思いました。どうにかして、伝聞形式にした方がよくなかったの?
笛は、黒川のステキさにやられました。
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